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スーツの本切羽問題 - 2016.03.23 Wed

suit304.jpg

スーツを着こなすとき

本切羽

という言葉を聞いた事、見た事があるでしょうか?

これは「ほんせっぱ」と読みます。

スーツの袖に付いたボタンが

実際に開閉できるようになった仕様の

事を言います。

これは、しっかりと仕立てられたスーツの特長

とも言われます。

ただ、この仕様についてはWEBを見ていても

色々な見解が出ています。

由来はともかく、この本切羽が

実際、良いものなのかどうか?

という見解について、WEBで良く見つけられる

ものをざっと挙げていきましょう。


・腕まくりをしやすくするためとあるが、
  腕まくりなんかしないから不要

・子供に自分のスーツを引き継ぐ時
  自分より大きくなった息子のために、
  袖口を長く伸ばせるようにするためには不要

・必ずしも「本切羽=高級」というわけでもないから不要

・イタリアが本場イギリスとの仕立ての違いを出すために
  作ったような仕様だからわざわざする必要なし


こんなところでしょうか。

こういうの、もちろんほとんどが
ファッションの専門家としての立場で
書いているんです。

なのに「見せる」という意味での理由がさほど
書かれていないんですよね。

ほとんどが機能面や、理屈。

ファッション本来の「美しさ」「格好よさ」

という視点での意見がほとんど見つけられないのです。

なので、ここで書きましょう。

ボタンは、そもそも布と布をつなぐだけでなく
むしろそれよりも装飾としての意味合いが強いアイテムです。

布同士をちゃんとつなぎたいなら、ファスナーの方が機能的ですからね。

そして、ボタンとともに装飾としての美しさを求められたのが
ボタンホールです。

実は、ボタンもボタンホールも
「装飾」としての意味合いが強いのです。

これが本切羽の存在意義でしょう。

ボタンをしている時は、ボタンを主役に。
ボタンを外せば、ボタンホールを主役にした
手先の変化が楽しめる装飾なのです。

ボタンも、ボタンホールも装飾として
楽しみたいなら、やはりそれなりにお金がかかる部分です。

ボタンの素材、形状はやはり気になります。

ボタンホールも、手縫いの仕上がりの美しさは格別です。

これが、ファッション的視点での
スーツの本切羽の捉え方でしょう。

本切羽のスーツを着るのは、楽しいですよ。


【画像:私のジャケットの袖はほとんどが、南イタリアで見られる事もある1つボタンの本切羽】


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ファッションマジシャン◇yutaka

Author:ファッションマジシャン◇yutaka
専門学校でファッションを学び始め、アパレル業界、スーツ業界など幅広いファッション業界で培った経験をフル活用し、着こなしにまったく自信がなくても、スーツを上手に、楽しく装うことで人生を豊かに彩るお手伝いを致します。

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